中性脂肪が上がった時の危険と注意

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脂肪異常症

中性脂肪の数値については、正常値は30〜149mg/dl、異常値は29 mg/dl以下、あるいは150 mg/dl以上となります。そこで異常値を超したときには脂肪異常症と診断されます。脂肪異常症は血中の中性脂肪が増加してしまい、健康を害する状態であり直ちに改善しなさいというサインとも言えます。

 

動脈硬化とそれによる重大疾患

中性脂肪値が高くなると、血液はドロドロした状態になり、悪玉コレステロールも増えてしまいます。それによって血管が硬くなり、血管内が細くなって動脈硬化が進みます。動脈硬化はさまざまな重大疾患の危険因子となりますが、主に心筋梗塞や脳梗塞、狭心症など命にかかわる疾患につながります。

 

急性膵炎

急性膵炎も注意が必要です。膵炎は食べ物を消化・分解するために、さまざまな酵素を分泌しています。しかし中性脂肪が増えることで膵臓の機能が異常な働きをするようになり、膵酵素が活性化して自分の膵臓を消化してしまったり、他の臓器に炎症や障害を起こすことに。膵臓のむくみ、出血、壊死などが発症することもあります。

 

肝炎から重大疾病に

お酒の飲み過ぎによって中性脂肪が増えた場合は、中性脂肪が肝臓に溜まり脂肪肝に。脂肪肝から肝炎、肝硬変、肝がんなどにつながるリスクも高まります。

 

糖尿病のリスクも

血中に中性脂肪が増えることで血糖値が上昇し、その状態が続くことで体内の糖分を分解するインスリンが正しく機能できなくなると糖尿病のリスクも高まります。

 

肥満も注意

病気ではありませんが、中性脂肪が皮下に溜まる皮下脂肪型肥満、内臓周辺に溜まると内臓脂肪型肥満。皮下脂肪と内臓脂肪の混合型肥満もあり、見た目では皮下脂肪肥満のように全体的な肥満に見えます。特に中性脂肪は内臓脂肪となりやすく、生活習慣病とも直結するので注意が必要です。

 

しかし皮下脂肪が付きにくいタイプの人に内臓脂肪だけ付いてしまった場合は、おなかがぽっこりするだけで肥満というイメージがないので気付かないこともあります。そのため痩せている人でもおなかがぽっこりしてきたら注意しなければなりません。また皮下脂肪型肥満の人は内臓脂肪が付いていても全体が太っているため、特におなかの回りに脂肪が増えているか気付きにくいので注意しましょう。